Q&A

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Q

なんでお菓子ばっかり食べたらダメなの?(6歳・男子)

こたえたおとなたち
  • 『奇跡のリンゴ』農家

    木村秋則さん

  • マサイ族・運転手

    マイケル・エドワード・モレルさん

  • サッカー元日本代表

    中村憲剛さん

プロフィール

木村秋則

『奇跡のリンゴ』農家

木村秋則(キムラアキノリ)さん

1949年、青森県中津軽郡岩木町で農家の次男坊として生まれる。木村さんのリンゴの無農薬栽培への挑戦と成功を記録した本『奇跡のリンゴ「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録』が大ヒットし、以降世界中からたくさんの人々が木村さんの知恵を借りるため、木村さんの元を訪れる。今も変わらず自然の中で畑仕事に精を出す日々。

A

体がちゃんと成長しなくなるから

まずは、虫歯になるよ。虫歯になって歯がダメになると、本当に泣きたくなるから。それからお菓子ばっかり食べていると、栄養のバランスがとれないよ。バランスが取れなくなると、体がちゃんと成長しなくなるから。
自然の食べものは、地球からの贈りもの。それはとてもからだに良いけれど、お菓子は加工されたものだから、そればっかり食べるとからだに良くないんだよ。自然からはなれすぎると、あまり良くない気がします。

取材・文/Questionary編集部

Q&A / 2023.10.17

プロフィール

木村秋則

『奇跡のリンゴ』農家

木村秋則(キムラアキノリ)さん

1949年、青森県中津軽郡岩木町で農家の次男坊として生まれる。木村さんのリンゴの無農薬栽培への挑戦と成功を記録した本『奇跡のリンゴ「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録』が大ヒットし、以降世界中からたくさんの人々が木村さんの知恵を借りるため、木村さんの元を訪れる。今も変わらず自然の中で畑仕事に精を出す日々。

プロフィール

マイケル・エドワード・モレル

マサイ族・運転手

マイケル・エドワード・モレルさん

マサイ族、1982年タンザニアのアル―シャ生まれ。マサイ族とは、120あるタンザニアの民族のうちのひとつ。垂直に高く飛ぶ「マサイジャンプ」やライオンを狩ることで有名。色鮮やかな「シュカ」という赤い布を身に纏う。以前は遊牧民だったが、現在は観光ガイドをしたり、近隣の国に出稼ぎをしたり、遊牧民のライフスタイルは失われつつある。
マイケルは、4歳と12歳の子供2人と妻の4人でダルエスサラームに住む。出稼ぎのために12年前にマサイの村から都市に移住した。主に外国人たちの運転手の仕事をしながら、定期的に故郷の村に帰省している。本人は12人兄妹のひとり。過去には、サファリのガイドやキリマンジャロ登山のガイドの仕事もしてきた。十分な資金がたまったら村に帰り、大きな家を建てることが目下のゴール。

A

砂糖がたくさん入ったお菓子を食べていたら強くなれないよ。

マサイは砂糖が大嫌いで、食事で砂糖と油は使わないんだ。

その代わりに、自然のはちみつと、牛肉の油を使うよ。だから、マサイは子供も大人もとっても強い。

マサイの子供が大好きなお菓子は、トウモロコシとお豆を煮込んだNgararumuというものだよ。

このお菓子を食べて育つからみんな健康でたくましく成長している。

砂糖と油ばかりのお菓子は食べ過ぎないようにしよう。そうしないと強くて元気な大人にはなれないから。

取材・文/Questionary編集部

Q&A / 2023.10.17

プロフィール

マイケル・エドワード・モレル

マサイ族・運転手

マイケル・エドワード・モレルさん

マサイ族、1982年タンザニアのアル―シャ生まれ。マサイ族とは、120あるタンザニアの民族のうちのひとつ。垂直に高く飛ぶ「マサイジャンプ」やライオンを狩ることで有名。色鮮やかな「シュカ」という赤い布を身に纏う。以前は遊牧民だったが、現在は観光ガイドをしたり、近隣の国に出稼ぎをしたり、遊牧民のライフスタイルは失われつつある。
マイケルは、4歳と12歳の子供2人と妻の4人でダルエスサラームに住む。出稼ぎのために12年前にマサイの村から都市に移住した。主に外国人たちの運転手の仕事をしながら、定期的に故郷の村に帰省している。本人は12人兄妹のひとり。過去には、サファリのガイドやキリマンジャロ登山のガイドの仕事もしてきた。十分な資金がたまったら村に帰り、大きな家を建てることが目下のゴール。

プロフィール

中村憲剛

サッカー元日本代表

中村憲剛(ナカムラケンゴ)さん

1980年10月31日生まれ。中央大学卒業後、2003年に川崎フロンターレに加入し、同年Jリーグ初出場。以降、現役生活18年をすべて川崎で過ごし、Jリーグ通算546試合出場83得点を記録。司令塔として3度のJ1優勝に貢献し、Jリーグベストイレブンに8度選出、2016年にはJリーグ最優秀選手賞を受賞。日本代表では68試合出場6得点。2010年南アフリカ・ワールドカップ出場。2020年に現役を引退。以降、川崎フロンターレ・リレーションズ・オーガナイザー(FRO)やJFAロールモデルコーチ、解説業など、幅広い分野で活躍中。

A

お菓子“ばっかり”じゃなくて、ちゃんとご飯も食べないと

お菓子、僕も大好きです(笑)。今でも好きです。

 

 

でも、お菓子“ばっかり”じゃなくて、ちゃんとご飯も食べないと大きくなれないんじゃないかな。

 

でも、この質問に答えるのは難しいですね。

 

僕は、プロになったときに体調管理のためにいろいろなものを控えました。

 

生ものを食べるのをやめ、とんかつの衣を外し、油ものを避け、お菓子も食べず、炭酸も飲まず…。

 

焼肉を食べたくても、「シーズン中だから太るとよくない」と我慢して、とにかく体に悪そうなものは全部やめてみたんです。

 

 

でも、それでサッカーのパフォーマンスが劇的によくなったかというと、正直そうでもなかった。

 

 

どちらかというと、「チョコ食べたいな」「お寿司食べたいな」と思っても食べられないストレスのほうが大きかったんです。

 

だから、ある時に全部我慢するのをやめました。

 

例えば、焼肉を食べたいと思ったら、素直に食べる。

 

すると、ちょっとした幸せを感じられて、その積み重ねがいいパフォーマンスにつながるようになったんです。

 

体のために我慢のストレスを抱えるよりも、自分へのご褒美で心のバランスをとるほうが、僕には合っていました。

 

ただ、最初にも言ったように、お菓子ばかりでご飯を食べないのはダメ。

 

それは、サッカーを教えている子どもたちにも、いつも伝えています。

取材・文/Questionary編集部

Q&A / 2023.10.17

プロフィール

中村憲剛

サッカー元日本代表

中村憲剛(ナカムラケンゴ)さん

1980年10月31日生まれ。中央大学卒業後、2003年に川崎フロンターレに加入し、同年Jリーグ初出場。以降、現役生活18年をすべて川崎で過ごし、Jリーグ通算546試合出場83得点を記録。司令塔として3度のJ1優勝に貢献し、Jリーグベストイレブンに8度選出、2016年にはJリーグ最優秀選手賞を受賞。日本代表では68試合出場6得点。2010年南アフリカ・ワールドカップ出場。2020年に現役を引退。以降、川崎フロンターレ・リレーションズ・オーガナイザー(FRO)やJFAロールモデルコーチ、解説業など、幅広い分野で活躍中。

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