Q&A

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Q

なんでたのしいことをさきにやってしまうの?(8 歳・女子)

こたえたおとなたち
  • イラストレーター・エッセイスト

    上大岡トメさん

  • 靴磨き職人・Brift H店長

    長谷川裕也さん

  • 国際協力機構(JICA)国際協力専門員

    平山修一さん

  • 全盲ヨットマン

    岩本光弘さん

  • 脚本家・演出家

    大森美香さん

  • 大日本印刷株式会社

    杉山 徹さん

  • 大日本印刷株式会社

    五十嵐 哲さん

  • 大日本印刷株式会社

    平井 佑太 さん

プロフィール

上大岡トメ

イラストレーター・エッセイスト

上大岡トメ(かみおおおか・とめ)さん

1965年生まれ。イラストレーター、ヨガインストラクター。山口県在住。著書に130万部を突破したベストセラー『キッパリ! たった5分間で自分を変える方法』ほか、「老いる自分をゆるしてあげる。」「マンガで解決 老人ホームは親不孝?」、『日本のふくもの図鑑』(ふくもの隊と共著)、など多数。

A

大賛成です。だって、いつ何が起こるかわからないでしょ?

大賛成ですよ。
私も、「楽しいこと」や「好きなこと」は、できるだけ先にやるようにしています。

 

だって、いつ何が起こるかわからないでしょ?
たとえば、急に予定が変わったり、思いがけないことが起きたりして、
「やっておけばよかった!」って思うこと、ありますよね。


 

だから、今できる楽しいことは、あと回しにせずにやるんです。

 

私の場合、朝おきたら、ごはんも食べずにまずいちばんやりたい絵や文章の仕事をやります。25分(人がいちばん集中できる時間なんですって)でタイマーをかけて、すごく集中して。

 

おもしろいのは、楽しいことを先にやると、やる気のエンジンがいきなりかかること。

 

その勢いのまま、やりたくないこともスッとやれちゃうんです。でも、

 

ときどき集中しすぎて、タイマーを止めたあと、気づいたら2時間も書いていることがあります(笑)。

取材・文/Questionary編集部

Q&A / 2026.09.30

プロフィール

上大岡トメ

イラストレーター・エッセイスト

上大岡トメ(かみおおおか・とめ)さん

1965年生まれ。イラストレーター、ヨガインストラクター。山口県在住。著書に130万部を突破したベストセラー『キッパリ! たった5分間で自分を変える方法』ほか、「老いる自分をゆるしてあげる。」「マンガで解決 老人ホームは親不孝?」、『日本のふくもの図鑑』(ふくもの隊と共著)、など多数。

プロフィール

長谷川裕也

靴磨き職人・Brift H店長

長谷川裕也(はせがわ・ゆうや)さん

1984年千葉県木更津市生まれ。製鉄所勤務、英語教材の営業を経て、2004年、20歳の時に路上で靴磨きを始める。2008年、東京・南青山に靴磨き専門店「Brift H(ブリフトアッシュ)」を開店。17年には世界靴磨き大会で世界一となった。著書に『靴磨きの本』『続・靴磨きの本』『自分が変わる 靴磨きの習慣』など。

A

ぼくの場合は、「やりたいことをもっと楽しむために、やらなきゃいけないことを先に」やっています

「楽しいことを先にやりたい」っていう気持ちも、すごくわかります。


 

 

ぼくの場合は、「やりたいことをもっと楽しむために、やらなきゃいけないことを先に」やっています。

 

 

たとえば、ぼくの趣味はサーフィンですが、子どもが4人いるので家の中はいつもぐちゃぐちゃ。
洗いものや洗濯物が残っていると、そのまま海に行っても、なんだか気になって思いきり楽しめないんです。

 


「早く帰って片づけなきゃ」って、どこかでずっと考えちゃう。だから、お皿を洗ったり洗濯を干したりしてから海に行くんです。


 

そうすると、心の中がスッキリして、サーフィンを思いきり楽しめます。

 

楽しみを楽しむために、やるべきことからやる。
そんな考え方もあるのかも、って思います。

取材・文/Questionary編集部

Q&A / 2026.09.30

プロフィール

長谷川裕也

靴磨き職人・Brift H店長

長谷川裕也(はせがわ・ゆうや)さん

1984年千葉県木更津市生まれ。製鉄所勤務、英語教材の営業を経て、2004年、20歳の時に路上で靴磨きを始める。2008年、東京・南青山に靴磨き専門店「Brift H(ブリフトアッシュ)」を開店。17年には世界靴磨き大会で世界一となった。著書に『靴磨きの本』『続・靴磨きの本』『自分が変わる 靴磨きの習慣』など。

プロフィール

平山修一

国際協力機構(JICA)国際協力専門員

平山修一(ひらやま・しゅういち)さん

国際協力機構(JICA)国際協力専門員。GNH研究所代表、放送大学教養学部非常勤講師。一級建築士、一級土木施工管理技士。若いころは建設会社に勤務し、日本の高度成長を支えた職人たちから、知識と技術をたたき込まれる。「日本の経験を途上国に生かしたい」と青年海外協力隊へ。任期を終え復職した後、転職し、JICAの技術協力専門家としてブータンに長く関わる。現在「途上国経験を日本に活かす」をモットーとして活躍中。
著書に『現代ブータンを知るための60章 第2版』(明石書店)、『ダワの巡礼―ブータンのある野良犬の物語―』(段々社)、『GNH(国民総幸福』(海象社)ほか。

A

「いやだな」と思うことにも、少し目を向けてみるといいかもしれません

「楽しいことを先にやっちゃう」のは、やっぱり楽しいからですよね。やりたいから、やる。それはとても自然なことだと思います。

 

ぼくも子どものころ、近くの神社でザリガニ釣りをするのが大好きでした。ずっと釣っていたら、バケツがいっぱいになっちゃって、「どうしよう!」なんてこともありました(笑)。

 

ただ、「いやだな」と思うことにも、少し目を向けてみるといいかもしれません。

 


たとえば、いやだけどやらなきゃいけないことってありますよね。宿題とか、家の手伝いとか。

 

そんなときは、「なんでこれをやるのかな?」と、自分の中で理由を考えてみるといいと思います。

 


「人として大事なことだから」「みんなが気持ちよくなるから」「親が言っているのにも理由があるから」──そう思えたら、少し気持ちが前に向きます。

 

それでもやる気が出ないときは、「よっしゃ!」と声に出してみる。

 


不思議なもので、声に出すと気持ちがついてくることがあるんです。
本当はやりたくないことでも、「できそうだ」と思えば、体が動き始めます。

取材・文/Questionary編集部

Q&A / 2026.09.30

プロフィール

平山修一

国際協力機構(JICA)国際協力専門員

平山修一(ひらやま・しゅういち)さん

国際協力機構(JICA)国際協力専門員。GNH研究所代表、放送大学教養学部非常勤講師。一級建築士、一級土木施工管理技士。若いころは建設会社に勤務し、日本の高度成長を支えた職人たちから、知識と技術をたたき込まれる。「日本の経験を途上国に生かしたい」と青年海外協力隊へ。任期を終え復職した後、転職し、JICAの技術協力専門家としてブータンに長く関わる。現在「途上国経験を日本に活かす」をモットーとして活躍中。
著書に『現代ブータンを知るための60章 第2版』(明石書店)、『ダワの巡礼―ブータンのある野良犬の物語―』(段々社)、『GNH(国民総幸福』(海象社)ほか。

プロフィール

岩本光弘

全盲ヨットマン

岩本光弘(イワモト・ミツヒロ)さん

アメリカ・サンディエゴ在住の全盲ヨットマン。13歳で視力を失いはじめ、16歳で全盲に。2013年、辛坊治郎氏と太平洋横断に挑戦するも達成ならず。2016年、50歳でハーフアイアンマン完走(サンディエゴ)。2019年、世界初のブラインドセーラーとして無寄港太平洋横断を達成。現在、NPO法人Global Arigato Project代表としても活動。2027年には単独で無寄港太平洋横断に挑戦予定。著書に『見えないからこそ見えた光 絶望を希望に変える生き方』。

A

僕はどちらかというと、楽しいこと、おいしいものはあとに取っておくタイプ

やっぱり、人って「早く幸せになりたい」「好きなことを先にやりたい」って思うものですよね。だから、つい楽しいことを先にやってしまうんだと思います。

 

でもね、ちょっと見方を変えると、苦手なことやイヤだなと思うことを先にやってみることで、そのあとにくる“好きなこと”が、もっとうれしく感じられることもあるんです。

 

僕はどちらかというと、楽しいこと、おいしいものはあとに取っておくタイプです。

取材・文/Questionary編集部

Q&A / 2026.09.30

プロフィール

岩本光弘

全盲ヨットマン

岩本光弘(イワモト・ミツヒロ)さん

アメリカ・サンディエゴ在住の全盲ヨットマン。13歳で視力を失いはじめ、16歳で全盲に。2013年、辛坊治郎氏と太平洋横断に挑戦するも達成ならず。2016年、50歳でハーフアイアンマン完走(サンディエゴ)。2019年、世界初のブラインドセーラーとして無寄港太平洋横断を達成。現在、NPO法人Global Arigato Project代表としても活動。2027年には単独で無寄港太平洋横断に挑戦予定。著書に『見えないからこそ見えた光 絶望を希望に変える生き方』。

プロフィール

大森美香

脚本家・演出家

大森美香(オオモリミカ)さん

テレビ局勤務、ドラマADを経て深夜ドラマ『美少女H』で脚本家・演出家デビュー。月9『不機嫌なジーン』で向田邦子賞を受賞。NHK連続テレビ小説『あさが来た』で橋田賞を受賞。その他の作品に『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』、『眩(くらら)~北斎の娘~』、大河ドラマ『青天を衝け』、『ひとりでしにたい』、『僕達はまだその星の校則を知らない』など多数。著書に短編小説集『バースデーイヴ』。河出書房新社の文芸誌「スピン/spin」にて明治時代を舞台とした小説「花と葉」を連載中。

A

楽しいことを先にやれる人を見ると、うらやましく思います

私は、楽しいことは後にとっておきたいタイプです。


 

「これが終わったら楽しいことが待ってる」と思うと、頑張れるから。


 

でも、明日地球がなくなるかもしれないし、何が起こるかわからない。


 

だから、楽しいことを先にやれる人を見ると、「それもいいなあ」とちょっとうらやましく思います。

取材・文/Questionary編集部

Q&A / 2026.09.30

プロフィール

大森美香

脚本家・演出家

大森美香(オオモリミカ)さん

テレビ局勤務、ドラマADを経て深夜ドラマ『美少女H』で脚本家・演出家デビュー。月9『不機嫌なジーン』で向田邦子賞を受賞。NHK連続テレビ小説『あさが来た』で橋田賞を受賞。その他の作品に『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』、『眩(くらら)~北斎の娘~』、大河ドラマ『青天を衝け』、『ひとりでしにたい』、『僕達はまだその星の校則を知らない』など多数。著書に短編小説集『バースデーイヴ』。河出書房新社の文芸誌「スピン/spin」にて明治時代を舞台とした小説「花と葉」を連載中。

プロフィール

杉山 徹

大日本印刷株式会社

杉山 徹(すぎやま とおる)さん

学生時代から色の研究に取り組み、94年にDNP入社後も研究開発職にてDNPのコア技術として印刷に重要な「正しい色」、「キレイな色」を技術的に数値化・標準化するカラーマネジメント分野に従事。現在は主席研究員としてカラーマネジメント技術を多彩なメンバーとつなぎ、社会課題解決と新規ビジネスの創出にも取り組む。

A

たいせつなことほど、あまり楽しくないことも多い

「たのしいことをさきにやっちゃう」気もち、すごくわかります。
たのしいことをやると気分がパッと明るくなって、そのあとのやることもがんばりやすくなりますよね。

 

大人の仕事には、すき・きらいに関係なく、どうしてもやらなきゃいけないことがたくさんあります。


 

 

「たいせつなことからやりなさい」と言う人もいますが、たいせつなことほど、あまり楽しくないことも多いんです。だから、いきなりそこから始めると、うまく進まないこともあります。

 

そこでぼくは、仕事をはじめるとき、まず“たのしいこと”からやるようにしています。
ぼくは新しいことをしらべるのがすきなので、それで気分を上げてから「たいせつなこと」にとりかかります。

 

もちろん、たのしいことだけをしているわけにはいきません。
気分が上がったら、「よし、つぎはがんばろう!」と気もちを切りかえて、やらなきゃいけないことに向かうようにしています。

取材・文/Questionary編集部

Q&A / 2026.09.30

プロフィール

杉山 徹

大日本印刷株式会社

杉山 徹(すぎやま とおる)さん

学生時代から色の研究に取り組み、94年にDNP入社後も研究開発職にてDNPのコア技術として印刷に重要な「正しい色」、「キレイな色」を技術的に数値化・標準化するカラーマネジメント分野に従事。現在は主席研究員としてカラーマネジメント技術を多彩なメンバーとつなぎ、社会課題解決と新規ビジネスの創出にも取り組む。

プロフィール

五十嵐 哲

大日本印刷株式会社

五十嵐 哲(いがらし さとし)さん

1969年、神奈川生まれ。1994年DNP入社。出版事業部の営業職を経て、2007年にCSR部門に異動。レポーティングやサステナビリティに関する業務に携わりながら社会貢献活動の推進を担当。現在はコーポレートコミュニケーション本部ブランド戦略室社会貢献推進グループに所属。

A

大人になってからは「さきに好きなことをやる派」になりました

子どものころのぼくは、「たのしいことはさいごにとっておく派」でした。
でも、大人になってからは「さきにたのしいこと、好きなことをやる派」になりました。

 

 

そのいきおいで、あまり気がすすまないこともついでにやれるときもありますし、ときには(しばしば)、つぎのたのしいこと・好きなことにつながることもあります。

 

だからぼくは、たのしいことはどんどんやっていいと思っています。

 

 

ぼくがたいけんしたことですが、仕事がとてもいそがしかったときに、高校時代の友だちからボランティアにさそわれたことがありました。
ディズニーランドで、しょうがいをもつ子やしせつでくらす子どもたちのが、アトラクションなどをたのしむお手伝いをするかつどうでした。

 


しごともけっこういそがしかったので、なやんだのですが、どうしても気になって、しごとをがんばってやってさんかしました。とてもよいたいけんで「なるほど、こんな世界もあるんだ。さんかしてよかった。またさんかしよう」と思いました。

 

 

新しいたいけんって、じぶんにも会社にも、いいことがおきたりします。
ディズニーランドのかつどうに何年かさんかしていたら、ある時、会社でまわりの人から「会社でそういうかつどうをやる人をぼしゅうしているよ、おうぼしてみたら?」とおしえてもらいました。おもいきって手をあげて、いまそうしたかつどうをたんとうしています。とてもやりがいがあり楽しいです。


 

ふりかえると、ぐうぜんだけどいみのある出あいだったなとかんじます。

 

 

だから、自分が気になることや、ちょっとひっかかることがあったら、どんどんやってみるといいんじゃないかな。
そうすると、思ってもいなかったおもしろいことがおきるかもしれません。

 

 

「たのしいことをたくさんやるために、気がすすまないことを先にさっさとやってしまう」というぎゃくてんげんしょうもおきたりします。たのしいことパワーのふしぎですね。

取材・文/Questionary編集部

Q&A / 2026.09.30

プロフィール

五十嵐 哲

大日本印刷株式会社

五十嵐 哲(いがらし さとし)さん

1969年、神奈川生まれ。1994年DNP入社。出版事業部の営業職を経て、2007年にCSR部門に異動。レポーティングやサステナビリティに関する業務に携わりながら社会貢献活動の推進を担当。現在はコーポレートコミュニケーション本部ブランド戦略室社会貢献推進グループに所属。

プロフィール

平井 佑太

大日本印刷株式会社

平井 佑太 (ひらい ゆうた)さん

1991年生まれ。2014年情報イノベーション事業部入社後、イメージングコミュニケーション事業部に異動し、現在は新規事業創出に従事。DNPのこれまでの事業の延長線上にはなかった、” 食の課題解決“につながる「昆虫の水産養殖用飼料活用」の事業化を推進している。

A

「どうせやるなら、とことんたのしんでやろう」と決めています

ぼくは、どちらかというと「たのしいことはあとにとっておく派」なんです。

 

 

先にたのしいことをやってしまうと、そのあとにのこっている“つらいこと”が、もっとつらく感じてしまうから。

 

 

だから、先につらいことをおわらせて、「あとにはたのしいことがまっているぞ!」という気もちをモチベーションにしてがんばるタイプです。

 

 

仕事でも同じで、あたらしいことをやるように言われたときは、「どうせやるなら、とことんたのしんでやろう」と決めています。

ぼくが今やっている「こんちゅうをさかなのえさ(こんちゅうしりょう)にする」の仕事は、日本ではほとんどだれもやっていない分やなんです。

 

 

だからやること全部が“世の中にとって新しいこと”。それがぼくにとってはすごくたのしいところです。

 

 

もちろん、どうしてもたのしめないこともあります。

 

 

そんなときは、まず「どうしたらたのしくできるかな」と考えます。

 

 

それがどうしてもできなかったら、つぎにまっている“たのしいこと”をもくひょうにして、“たのしめないこと”をしっかりかたづけます。

 

 

また、こんちゅうには、育てるだけじゃなくていろんな“おまけ”みたいなものがあります。

 

 

だっぴしたぬけがらやふん、こんちゅうからしぼった油などです。

 

 

たとえば、ミールワームのふんを加工すると、とてもいいかっせいたん(においをすったり、水や空気をきれいにしたりするもの) になりそうなんです。

 

 

家のにおい取りや、工場の空気や水をきれいにすることにも使えるかもしれません。

 

 

だからこそ、DNPとしてこういうチャレンジができていることに、大きなやりがいを感じています。

取材・文/Questionary編集部

Q&A / 2026.09.30

プロフィール

平井 佑太

大日本印刷株式会社

平井 佑太 (ひらい ゆうた)さん

1991年生まれ。2014年情報イノベーション事業部入社後、イメージングコミュニケーション事業部に異動し、現在は新規事業創出に従事。DNPのこれまでの事業の延長線上にはなかった、” 食の課題解決“につながる「昆虫の水産養殖用飼料活用」の事業化を推進している。

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