人間も、もともとはほかの生きものと同じ「どうぶつ」です。
どうぶつはみんな、じぶんをまもるために「たたかう」か「にげる」かの二つのほうほうしかもっていません。
つまり、「けんかしたくなる」という気もちは、生きものとしてはあたりまえのことなんです。
さらに、しぜんの中で生きているどうぶつたちの世界には、「けんかしちゃいけない」なんてルールはありません。
べつに、なにをしてもいいんです。
でも、人間はちょっととくべつで、ほかのどうぶつよりもよわい生きもの。
一人では生きていけないから、「みんなで力をあわせて生きる」という力をはったつさせてきました。
そうやって「みんなで生きる」ようになった人間にとってたいせつなのは、「じぶんもたいせつだけど、あいてもおなじようにたいせつ」というかんがえかたです。
ときには、おこって、けんかしたくなるのは、しぜんなこと。
でも、それをそのままあいてにぶつけてしまうと、あいてにいやがられて、力をあわせることができなくなってしまいます。
だから人間のせかいでは、「あいての気もちも考えようね」というルールが生まれたんです。
じぶんの身をまもりながら、どうじに「あいてを思いやる」気もちもたいせつにする。
そのバランスが、人間らしさなんだと思います。
















