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昔は猿から人間になったけれど、今の時代も人間の体は進化するのか(小5・女子)

こたえたおとな
  • 解剖学者

    養老孟司さん

プロフィール

養老孟司

解剖学者

養老孟司(ヨウロウ・タケシ)さん

1937年11月11日生まれ。神奈川県鎌倉市出身。日本の医学者、解剖学者。東京大学名誉教授。医学博士。2003年に出版された『バカの壁』は450万部を突破。著書『ものをわかるということ』(祥伝社)は、体がおざなりにされた昨今の勉強における「身につける」という言葉の真意や、子どもたちがぶつかるであろうさまざまな壁との向き合い方が綴られた、これからの予測不可能な時代をサバイヴするために必携の一冊。

A

進化が起こるには数万年かかる

時間を短く考えすぎですね。

 

チンパンジーと人が枝分かれして進化を始めたのが、約700万年前と言われています。

化石でたくさん発見されているネアンデルタール人は、今の人類と枝分かれしたのが約20〜25万年前です。

 

つまり進化が起こるには数万年かかるし、私たちが生きてるうちに人間の何かが大きく変わるかというとそんなことはありません。

 

そもそも、今後も人間の体はほとんど変わらないと思います。ここまで人間の数が増えると、混ざって平均化していきますから。

取材・文/Questionary編集部

Q&A / 2024.02.24

プロフィール

養老孟司

解剖学者

養老孟司(ヨウロウ・タケシ)さん

1937年11月11日生まれ。神奈川県鎌倉市出身。日本の医学者、解剖学者。東京大学名誉教授。医学博士。2003年に出版された『バカの壁』は450万部を突破。著書『ものをわかるということ』(祥伝社)は、体がおざなりにされた昨今の勉強における「身につける」という言葉の真意や、子どもたちがぶつかるであろうさまざまな壁との向き合い方が綴られた、これからの予測不可能な時代をサバイヴするために必携の一冊。

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