ただ、その体内の水分の1/3ほどの細胞の外にある水分が、約0.9%の食塩水と同じ濃度に保たれています。この”0.9%”という割合がくずれてしまうと、細胞が生きていけなくなります。ちなみに命にとって大切なこの”0.9%”を調整してくれているのは、腎臓(じんぞう)です。
なんで人間は水を飲まないと死んじゃうの?(小2・女子)
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解剖学者
坂井建雄さん
東京大学医学部医学科卒業。現在は順天堂大学医学部解剖学教授。著書に『ぜんぶわかる人体解剖図』(共著、成美堂出版)『面白くて眠れなくなる解剖学』(PHP研究所)『骨と関節のしくみ・はたらき ゆるっと事典』『脳と神経のしくみ・はたらき ゆるっと事典』(永岡書店)『はたらく内臓』など。解剖学の教科書や図譜も多数手がける、人体のスペシャリスト。いちばん好きな臓器は腎臓。
A
人間の体は50〜70%が水でできている
年齢によっても変わりますが、人間は大体50~70%が水でできています。だから水を飲むことはとても大事(小学生で1日に1.5kg~2kgの水分摂取が必要と言われている)。
ただ、その体内の水分の1/3ほどの細胞の外にある水分が、約0.9%の食塩水と同じ濃度に保たれています。この”0.9%”という割合がくずれてしまうと、細胞が生きていけなくなります。ちなみに命にとって大切なこの”0.9%”を調整してくれているのは、腎臓(じんぞう)です。
ただ、その体内の水分の1/3ほどの細胞の外にある水分が、約0.9%の食塩水と同じ濃度に保たれています。この”0.9%”という割合がくずれてしまうと、細胞が生きていけなくなります。ちなみに命にとって大切なこの”0.9%”を調整してくれているのは、腎臓(じんぞう)です。
取材・文/Questionary編集部
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