ある日、私の日本語学校の学生が地元の小学校と交流したときのことです。日本語学校の学生はそのとき韓国人が多くて、地元の小学校の生徒が「韓国語教えて!」と韓国人の学生に聞いてきて、言葉を教え合っていたんですね。帰り際、,「アニョヒカセヨ 金貸セヨ アンニョンヒケセヨ 電気消セヨ 面白いね〜、僕韓国語勉強するよ!」と言って別れたんです(アンニョンヒカセヨは相手を見送るときの”さようなら”、アンニョンヒケセヨは相手から見送られるときの”さようなら”という意味)。その子どもたちの言葉の創造力におどろきました。
言葉って文化で、文化ってそこに住む人たちの考え方のこと。だから、その数だけ言葉があります。今は外国語と言ったら英語を学ぶけれど、ぜひ英語以外の言語にも挑戦してみてください。世界のいろいろな考え方を知ることができますよ。