「みんなでいっしょにやりたい」
たとえば3歳で大阪に引っ越しをして、小学校5年生で東京に帰ってきたとき、「あんたなんとかかやなー」って大阪弁で話したら、クラスの子たちに馬鹿にされて。学校に行くのがイヤになってしまい、1週間は本当につらい毎日でした。 すると母がまたとことん対話してくれて、1週間後に勇気を出して学校の友だちの中に、どんどん自分から入っていこうとしました。転校したのは2学期だったんですが、もともと社交的な性格もあって、気づいたら3学期は学級委員をやっていました。
そんなふうに転校時につらい思いをしたので、学級委員をやっていたときはみんなそれぞれ違う人間だし、その違いを認めなきゃって思っていました。
それとね、小学校の時は社宅でしたから、近所の子どもたちといつも一緒に遊んでいたんです。あと、いとこが30人いて、一軒海の家を借り切ったり、大勢でスキーに行ったりも。みんなで行動するって、大変なときもあるけどたくさんパワーをもらえる! だから、ひとりでなにかをやるというよりは、みんなでいっしょにやりたいと思うのは、今も昔も変わりません。