「勝負事はやるからには勝て」父の言葉のおかげ
父は「勝負事はやるからには勝て」という人でした。
それは当たり前のことではあるんですが、小学生の頃から人一倍そう言われてきました。
とくにサッカーでは、自分が大好きなのに、やるべきことをやらないで負けるんだったら、やっている意味がないだろうぐらいの感じでした。
それぐらい「本気で挑みなさい」ということだったと思います。
父は広告代理店で働いていて、仕事の中で負ける経験ももちろんあったと思うんです。
だからこそサッカーで負けたときは、「お前のせいだ」とも言われました。
でも、サッカーは11人でやるスポーツ。
「そうかなあ?」と思いながらも、負けても人のせいにする癖がつかなかったのはその父の言葉のおかげだったと思います。
だから、今僕自身も自分の子どもたちや育成年代の子たちにサッカーを教えていますが、失敗しても人のせいにするのではなく、常に「自分にベクトルを向けなさい」と伝えています。